Camecon Magazine

カメコン 2022.03.16

ものがたり珈琲創業者に聞く!カメコンコラボ企画のエピソードとカメコンの裏側

2021年に開催されたカメコン✕ものがたり珈琲のコラボコンテストについて、ものがたり珈琲創業者にインタビュー!カメコンユーザーだけでなく、フォトコンテストでの集客を検討している企業の方も必見です。

カメコンでは通常のコンテストに加えてコラボコンテスト企画も続々と開催中です。

今回は、2021年3月16日〜4月15日の期間で開催されていたカメコン初のコラボ企画となる「雨フォトコンテスト」でのエピソードを「ものがたり珈琲」創業者の平岡雅史氏にお聞きしました。

カメコンの裏側も少しだけお伝えしちゃいます!

ものがたり珈琲とは

カメコン運営:

ものがたり珈琲とはどんなサービスなんでしょう?


平岡:

ものがたり珈琲は小説との珈琲のペアリング体験ができるサブスクリプションサービスです。

毎月小説とコーヒーがシーンに合わせた小説と珈琲がを毎月その月のテーマに合わせて送られてくるサービスになっていて、たくさんのクリエーターさんと一緒に作っているんですね。

例えば小説も毎月2つあって、2月だと「愛」と「恋」のシーンがあって、愛の小説と恋の小説を書いたシーンに合わせたブレンド珈琲がそれぞれ送られてくる。

小説をどういうふうに見るかというと、愛のシーンのポストカードと恋のシーンのポストカードがあって、それぞれポストカードの裏に小説家さんの電子書籍と朗読音源がQRコードで読み取れるかたちになってるんです。

小説家さんも複数いますし、朗読家さん、ポストカードの写真を撮ってくれるカメラマンさん、監修していただいているバリスタさんさんなど、いろんなクリエーターさんがお互いを刺激しあって一緒に共創しながらいいものを作り出していく、そんなサービスにしていきたいと思っています。

※2022年3月現在はものがたり珈琲の小説は、電子書籍と朗読音楽に加えて紙の冊子でもお楽しみいただけます。


コラボのきっかけ

カメコン運営:

カメコンに声をかけていただいたきっかけって何だったんですか?


平岡:

ものがたり珈琲でお届けするポストカードの写真は、最初の数カ月間は素材写真を使っていたんです。

でも、お声かけさせていただいた6月のテーマの雨の写真にしても、すごく素晴らしい作品を撮られているカメラマンさんっていっぱいいるなと思って。

せっかくなので写真もそういった素敵な雨の写真を撮っているカメラマンさんから募集したいな、という想いからスタートしたんです。

最初は自分たちでコンテストみたいな形で、ものがたり珈琲を見ている方に写真を公募しようかなと思ってたんですけど、一回自社で公募したときにあんまり集まらなかったんです。

公募といいながらも、友達が送ってくれたり友達の周りの人が送ってくれたりという写真が多くて、プロはおろかアマチュアプロみたいな方もいなかった。

僕らが思ったような写真があんまり集まらなかったという経緯があって、写真コンテストとかフォトコンテストってどんな感じでみんな募集しているのかなっていろいろ検索しているなかで出てきたのがカメコンさんだったんです。

カメコンさんのサイトを見て、自分でも写真コンテストを手軽に応募できるサービスがあるんだと思って。

今回企業側ではあるけれど、カメコンさんでこういう形で雨の写真を募集できるのか、ちょっとまずは聞いてみようみたいな感じでとりあえずDMしたのが最初です。


カメコン運営:

連絡を頂いたのはFBから?サイトからでしたっけ?


平岡:

最初は普通にサイトからですね。

そしたらすぐにteccoさん(カメコン開発者)から「いいですよ!」って連絡がきて。

すごい突発でご相談させていただんですけど、「次の週からやりましょう!」っていうタイムリーな感じで作っていただいて。

最初は1ヶ月後に間に合うかなと心配だったんですけど、「来週月曜日からいいんですか?!」って驚いた気がします。


カメコン運営:

ちょうど1カ月間開催しましたよね。


平岡:

うちのテーマが、5月が確か「山と海」で、6月が「雨」だったんですけど、時期的に1カ月ぐらいコンテストできたらいいなと思って1ヶ月後にできますかと声掛けさせていただいたのがきっかけでしたね。


お話させていただく中でもう一つ驚いたのが、カメコンさんって毎日のようにコンテストのテーマを決めているんですね。

毎日テーマを決めていて毎日何か集まっているような。


カメコン運営:

そうですね


平岡:

すでにユーザーさんや、カメコンに応募したいという人がたくさんいらっしゃって、それぞれのテーマごとに楽しんでいらっしゃる感じが良いなと思いました。


コラボコンテストを終えて

コンテストに集まった写真の数

カメコン運営:

実際に何枚ぐらい集まったんでしょうか。


平岡:

全部で230から240枚ぐらい集まりましたね。


カメコン運営:

雨だとちょっと集まりにくくはなるかもしれないと思ったけど、意外と集まりましたね


平岡:

そうですね。

最初は山とか海のテーマの方が集められるんじゃないかと思ったんですけど。


カメコン運営:

雨って降ってるときじゃないと撮れないから撮影のタイミングが限られますもんね。

しかも濡れても大丈夫なカメラじゃないといけないし。

最初は公募してたっておっしゃってましたけど、その時はどういう公募の仕方をしてたんですか?


平岡:

ものがたり珈琲をはじめたあたりでやっていた公募は、「愛の写真ありませんか?」とかTwitter上とかに投げて、SNSで集めていました。

サービスもオープンする前くらいの時期だったので、友達の周りとか友達のシェアがほとんどで、あんまりいい感じでは集まらなかったんですけど。


カメコン運営:

何枚くらい集まったんですか?


平岡:

50枚くらいですかね。

カメコンさんではアップしたらその翌日や翌々日ぐらいからすぐにたくさん集まってきましたよね。


カメコン運営:

そうですね。

普段も1ヶ月のうち1日目2日目とかには100枚くらい集まってますね。

コンテスト写真のクオリティ

カメコン運営:

ちなみに集まった写真のクオリティや、感想はどんな感じでしたか?


平岡:

めちゃめちゃ良かったです。

こちらの希望するシーンをお伝えして、そのコンセプトで撮っていただいたんですけれども、みなさん以前から撮っていた写真をあげているというよりは、わざわざ今回のために撮ってくれたんだろうなみたいなのもたくさんありました。


カメコンに集まった写真ってどんなカメラで撮りましたかっていうのも載ってるじゃないですか。

以前公募であつまってきた友達の写真とかは、スマホで撮っているものが多かったんです。

もちろん今はスマホもかなり綺麗なのでスマホでもすごく素晴らしく撮っていただけると思うんですけど、カメコンの写真を見ていると、ちゃんと一眼レフでしっかり撮られている方が多いなという印象でした。


カメコン運営:

これがグランプリ作品ですね。


平岡:

そうですね。

東京タワーをビニール傘の傘越しに撮っていて、すごくエモいなと。

ものがたり珈琲はそういうエモさというか、そのシーンの雰囲気を大切にしているので、そういった観点からすごく素敵だなと思った写真を優秀作品として2作選ばせていただきました。


それから、ものがたり珈琲はサブスクサービスをやっているのでコンテストで優秀作品の方には商品をプレゼントさせていただきました。

応募していただいた方も、自分の撮った写真がちゃんとした一般に売られている商品になって、しかもそれを実際手に取れるので、喜んでいただいたみたいです。


カメコン運営:

商品になるのってすごく嬉しいですよね。

まさに今開催している「アーティスティックなマイベストショット」というコンテストも株式会社航空新聞社さんと契約していて、作品がアクリルフォトになって販売されるんです。

そのアクリルフォトを販売して得た売上から受賞者もバックを受けるという、ちゃんとカメラマンとしての契約を結ぶっていう流れになっています。

プロのカメラマンになれるチャンスということですね。

企業側がコンテスト期間中にやること

カメコン運営:

コンテスト開催期間中に何かやることってありましたか?


平岡:

あんまりなかったですね。

コンテストの周知のために上がってきた写真を自社のアカウントで拡散したくらいです。

自社のSNSとかで拡散して、カメコンのユーザさんだけでなくものがたり珈琲のファンの方にも応募してもらえたらいいなと思って自発的にやってました。

カメコンの裏側

カメコンに搭載されているAI

カメコン運営:

カメコンって裏でAIが動いてるんですよ。

応募されてきた写真をAIが勝手に判断して公開するのに不適切な投稿は全部弾いてるんです。

フォトコンテストを開催した経験がある人から「フォトコンテストの運用って大変じゃないですか?」っていわれることがあるんですけど、もしそういったAIがなかったら写真を手動で全部チェックする必要があるので、確かに大変だろうなと思います。

特にコラボとなると、公序良俗に反するものが紛れ込んでると問題なので。

聞いた話では、一個一個手動で見るっていうだけでなく、写真で郵送してもらったものをスキャンしてアップしているところもあるって聞きました。

それだとすごく大変ですけど、うちは一応機械的に弾けるようになっているのでそこまで大変ではないんです。

機械が誤作動することももちろんあるので、手動で確認もしてるんですけど。

人気のコンテストテーマ

平岡:

人気のテーマとか、1回のコンテストですごい写真が集まったものとかもありましたか?


カメコン運営:

一番集まったのは桜ですかね。

傾向としてはお客さんとかにウケていたのは花がダントツ多いですね。

カメラを始めると被写体としてやっぱり花はみんな好きらしくて、桜をテーマにしたものは開催1日で800枚くらい集まりましたね。

最終的に2千枚を超えたぐらいは集まったのでやっぱり季節的にも桜ってわかりやすかったのかなと。


平岡:

確かに雨の写真の時もアジサイと一緒に撮った写真も多かったですね

カメコンのコアユーザー

平岡:

カメコンのユーザーってコアなファンみたいな人や、頻繁に応募するカメラマンさんも多いですか?


カメコン運営:

初期からいるユーザーさんって結構いて、開始1ヶ月くらいからずっと上げ続けている人で、たぶん今までのトータルで200枚とか300枚くらい上げてくれてる人とかがいたりしますね。

僕もずっとフォローしているから見ているんですけど、1週間に1回ぐらいは毎回上げてくれている人もいます。

その方って北海道のすごい有名なフォトグラファーっぽいんですけど、Instagramとかのフォロワー数もすごくて。

1個写真をあげたら1000いいねとかつくようなすごい人なんです。

そういうふうにずっと愛用してくれている人がいるって本当にありがたいです。

カメコン自体をすごい好きでいてくれる人とかが、僕のアカウントを見つけてフォローしてきてくれたこともあります。

ありがたいことにヘビーユーザーの割合はどんどん増えてきていますね。


平岡:

インフルエンサー的な人が撮った写真がカメコンのサービスを使って拡がったりすることもあるんですか?


カメコン運営:

それはまだあまりできていないので、サービスとして推していかなきゃいけないところだと思ってます。

一応コンテストは毎日のように開かれているので、今はユーザーさんの方がインスタのストーリーズとかで上げてくれてる状態です。

金賞を取りましたとか、銀賞を取りましたとか、みんな喜びの声をTwitterとかインスタのストーリーズとかにあげてくれるんですよ。

それをメンションで返したりはしてるんですけど、サービスを拡めるためには、むしろこちら側でもっとそれを促してあげないといけない。

そういうふうに拡げてくれることのメリットとかをサービスとして出していって、みんなに喜んで拡めてもらえるようにしてきたいなと思ってます。


平岡:

うちにもたくさんのクリエイターさんがいるんですけど、こっちから「ぜひシェアしてください!」みたいに言わないと、クリエーターさん側も言っていいのかな?みたいな、いつ公開していいんだろうな?とかそういうのもあるらしいですね。


カメコン運営:

こっちからあんまり推しすぎてもやらせっぽくなっちゃうっていうところもあるし難しいですよね。


施策としては、単純なのかもしれないですけど、カメコンに上げてくれた写真をインスタに投稿してくれた人にはちゃんとメンションして、その人が上げた写真ですよってのを紹介するようにしています。

それが最近ちょっと回数として減ってきたんで、また増やしてこうと思っています。

それが今のところはユーザーさんが一番喜んでくれることかなと。

毎日コンテストが開催される理由

平岡:

今でも毎日テーマを設定してやっているんですか?


カメコン運営:

それに関して言うと、うちがテーマを設定して開催しているのは1カ月1回なんです。

他で上がっているコンテストは「みんなのフォトコンテスト」といって、ユーザーさんが主体でどんどんコンテストを開催してくれているんです。

承認制になっているので、こちらでもテーマについては一応審査したうえで公開していますが、基本的にはユーザーさんが考えたテーマに別のユーザーさんたちが応募してくれているものなので、こちらがあんまりコンテンツを考える必要はないんですよ。


平岡:

そのコンテストって1カ月にどのぐらい上がるものなんですか?


カメコン運営:

新規コンテストだと今だいたい1ヶ月で4,50件ぐらい新しいのが開かれています。

なので本当にユーザーさんのおかげなんですけど、毎日見てもなにかしら新しいコンテストが増えているという状態にはなっています。

でもこれが例えば100個200個とかなっていると、ありがたいんですけど逆に収拾つかなくなるんで、今のだいたい月に4,50個、1日1個ぐらいがちょうどいいかなと思ってます。


平岡:

1日1個上がるってすごいことですよね。


カメコン運営:

そうですね、なかなかそういうところはないですね。

普通のコンテストだとそれこそ1回開いたら半年くらいやってますってことが多いですけど、うちは最長でもほぼ1カ月間だったりするので、そこのサイクルが早くていろんなコンテストを開催できるっていうのはありますね。

カメコンとのコラボに向いている企業

カメコン運営:

実際にコラボしてみて、どういう課題を持っている企業がカメコンを利用するといいと思いましたか?


平岡:

自分がやってみて思ったポイントが3つあって。


1つめが、フォトコンテストを使って集客したい企業

特に今まで自分たちが持っているユーザー層以外の人たちにリーチしたいっていうところにはおすすめだとおもいました。


2つめは、コンテストに対して手間をかけたくない人

実際にコンテストをやったことがある会社さんというのも少ないと思うし、やるとなると人的リソースを作らない限り難しいですよね。

カメコンだと、手軽にテーマと写真と概要だけ決めたらあとは勝手にコンテストに応募してくれて写真が集まるみたいなのがいいですね。


3つめは、自分たちも楽しめること

おまかせっていうんじゃなく、ちゃんと上がってきた作品を楽しむ、一緒に盛り上げるみたいなところはやっていきたいと思う人ならすごくいい形でできると思います。

カメコンは、カメコンのコンテスト内のユーザーさんだけでなく、自社ユーザーさんたちにも楽しんでもらえるサービスになっていると思うので。


カメコン運営:

ありがとうございます。

こちらもコラボとして声をかけていただいてありがたかったので、もしまた何か機会があればよろしくおねがいします。

まとめ

コラボ企画はコラボ相手の企業だけでなく、ユーザーの皆さんにもいいことがいっぱい!

通常の公式コンテストでは入賞者にカメコンからちょっとしたプレゼントをさせていただいていますが(※2022年3月現在はAmazonギフト券)、コラボ企画によっては、さらに入賞した作品を使った商品がプレゼントされたり、その商品が販売されることで実際に報酬が発生することもあります。

今回カメコンの裏側を知って興味を持ってくださった方は、写真の投稿やコンテストの開催にチャレンジしてみては?

カメコンのインスタ公式アカウント(@camecon_photo)にもいつか作品が紹介されるかもしれません。

こちらもぜひフォローしてチェックしてみてくださいね!

今後も楽しみながらカメコンを使っていただけると嬉しいです。

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