Camecon Magazine

撮影テクニック 2022.11.16

簡単差がつく!クリスマスイルミネーション撮影テクニック

冬は各地でイルミネーションが始まり、クリスマスムードにうきうきする季節ですね。 でも、いざ撮影すると思うように撮れないイルミネーション。 基本のテクニックを知っているだけで激変します! 失敗しないためにも、この記事を読んでから出かけてくださいね。

寒さ厳しい冬。

おうちでぬくぬくしていたいけど、イルミネーションだけは見に行きたい!

そんな人も多いのではないでしょうか?

クリスマスも近づき、夢のような世界観を演出してくれるイルミネーション。

それを伝えたくても写真に撮るのは難しいんですよね。

それもそのはず、撮影のテクニックを知らないといくら撮っても思い通りにはいきません。

あとから後悔する前に、この記事を読んでイルミネーション撮影の基礎を押さえておきましょう。

「これだけは」という内容ばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

イルミネーション撮影の基礎知識

イルミネーションは暗い中での光の撮影。

最低限の基本を知っているかいないかで、撮れ高は大きく変わります。

まずは必要なアイテムと撮影のコツを5つ紹介します。

イルミネーション撮影の必要アイテム

まずは撮影するカメラとレンズです。

カメラは用途のために買い換えるのは難しいので、レンズに注目しましょう。

イルミネーションを上手く美しく撮るには「明るいレンズ」がおすすめです。

明るいレンズとは「f値の小さい」レンズのこと。

シャッタースピードを速くできるため、暗いシーンでも手ブレを抑えるメリットがあります。

単焦点レンズは明るい物が多いですがズームができません。

使い慣れない場合は、お手持ちの標準ズームレンズ(カメラ購入時のセットレンズなど)がおすすめです。

また、イルミネーション撮影は手ブレとの戦い。

三脚・一脚などカメラを固定するアイテムも必須です。

ただ、これは場所によって禁止されていたり、邪魔になる可能性があるので注意が必要です。

これだけは押さえて!撮影ポイント5選

次はイルミネーションを撮る時の、カメラ側の設定です。

初心者さん向けに、撮影前にこれだけは知っておきたい5つをまとめました。

撮影モードは絞り優先

カメラのモードは「A/Av」の絞り優先モードにしましょう。

f値を自由に変更できるので、ボケや手ブレ対策にも有効です。

f値はできるだけ小さく

f値を小さくするとボケが大きくなる以外に、明るく撮れるメリットあり。

明るいとシャッタースピードが速くなり手ブレを抑える効果もあります。

ISO感度は上げる

ISO感度を上げると暗いシーンでも明るく撮れ、シャッタースピードを下げられます。

その一方で、上げすぎるとノイズが目立つのでほどほどに。

イルミネーション撮影では上限3200〜6400を目安にしましょう。

 ※三脚がある場合は手ブレが減るのでISOを下げられます。100〜400程度が目安です。

ホワイトバランス(WB)で色味調整

白の基準を決めるWB設定でイメージは大きく変わります。

  • 青っぽいクールなイメージ:白熱電球、蛍光灯など
  • 赤みのある暖かいイメージ:太陽光、日陰など

WBを変えるだけでも全く別物になるので、いろいろ試してみましょう。

露出で明るさ調整

明るさを調整する露出設定でもイメージが変わります。

  • 露出(+):明るく華やかなイメージ
  • 露出(ー):黒が際立ちクールで大人なイメージ

どちらが正解というわけではないので、好みの露出を探してみましょう。


この5つを実践するだけで、オートで撮るのとはガラッと変わります。

あとは手ブレに注意してあなた好みのイメージを探ってみてくださいね!

周りに差をつけるイルミネーション撮影テクニック

撮影の基礎を知ったあとは、映えるイルミネーションを撮るためのテクニックを紹介します。

基本に慣れたら挑戦してくださいね。

イルミの醍醐味「玉ボケ」撮影

光が丸くにじむように写る玉ボケ。

これを自在にコントロールできると脱初心者です。


コツはf値を小さくすること。

ピントを合わせた位置と、玉ボケの光までの距離をとることです。

お互いが近すぎるとうまくボケないので注意です。

日没後30分の薄暮れを狙え!

空にまだ青みが残る日没後は、イルミネーションが映えます。

真っ暗になる前の薄暮れ時を狙って撮影しましょう。

フィルターを使って雰囲気チェンジ

お手軽に使えるフィルターは写真の雰囲気をガラッと変えてくれます。

カメラに入っているアートフィルターや、外付けのクロスフィルターがおすすめです。


特にクロスフィルターは、光を華やかに見せてくれる便利アイテムです。

幻想的な世界観を作る「多重露光」

2枚の写真を重ね合わせる多重露光もイルミネーションにはおすすめ。

初心者さんでも真似しやすいのは、ぼかした写真とピントを合わせた写真の重ね合わせです。


「どうやって撮ったの?」と目を引く1枚になりますよ!

流行りのお洒落テク「フォトインフォト」

最後は、最近流行りの「フォトインフォト」をイルミネーションでもやってみましょう。

他の画面に映ったイルミネーションを、さらにカメラで撮るテクです。


背景の光がボケて、お洒落で印象的な写真になります。

クリスマスイルミネーションをきれいに残そう

初心者さんでもイルミネーションを楽しく撮影できるテクニックを紹介しました。

まずは「基本の撮影ポイント5つ」を意識するだけで、かなり写真は変わります。

あとは手ブレに注意しつつたくさん撮ることで感覚がつかめてきますよ!

2022年の冬は、久しぶりにイルミネーションが再開されるスポットがたくさん。

クリスマスイベントもぜひチェックしてくださいね!

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