Camecon Magazine

撮影テクニック 2024.02.11

野良猫を写真撮影する時のコツと注意点!おすすめカメラ設定もご紹介

野良猫の写真を撮影する時に気をつけなければならないこと4選をご紹介します。 撮影する時のカメラ設定と野良猫が見られるスポットも併せてご紹介。

猫好きの方なら、一度は「可愛い姿を写真に残したい」と思った事があるのではないでしょうか。

しかし、探している時に限って野良猫に出会えなかったり、警戒心が強い猫がたくさんいてなかなか思った通りに撮れなかったりと、失敗に終わってしまうことも多いと思います。

この記事では、野良猫を上手に撮影するためのコツと注意点をご紹介いたします。

撮影する時のおすすめのカメラ設定や野良猫にたくさん出会えるスポットもご紹介いたしますので、ぜひ野良猫の可愛い写真を撮影してみてください。

野良猫を上手に撮影するためのコツと注意点>

ここでは、野良猫を上手に撮影するためのコツとして、撮影する時に注意しなくてはならないポイントについてご紹介いたします。

警戒されないよう近づいて撮影する

野良猫は警戒心が強く、驚かさないように遠くから様子を観察しましょう。この時、猫と絶対に目を合わさないこと。自然の世界では猫同士が目を合わせることは威嚇や喧嘩を意味します。また、速く動くこともやめましょう。猫は動体視力が優れているため、遠くからでも動くものがよく見えてしまうため警戒されてしまいます。

猫を見つけたらゆっくりと動き、できればしゃがんで姿勢を低くしましょう。好奇心が強い猫なら向こうから近づいてきてくれることもあります。その時は、姿勢を低くし静かにカメラを構えて近づいてくる様子を撮影するとよいでしょう。

そして、野良猫が逃げようとしなければ、少しずつ近づいてみましょう。あまり近づき過ぎず、野良猫が緊張しない距離感を保つのが大切です。警戒して逃げてしまうこともありますが、その時は追いかけないようにしましょう。

自然体の様子を撮影する

寝ている時やくつろいでいる時は狙い目です。こちらが邪魔をしなければその体勢のままでいてくれるため、撮影しやすいからです。

猫を起こさないように、望遠レンズを使い離れた場所から撮影するのがおすすめです。カメラの電子音とシャッター音をOFFにして、静かに撮影しましょう。

香水やフレグランスの使用を控える

猫は嗅覚が人間よりも優れているので、強い匂いを嫌がります。野良猫の撮影に出掛ける時は、香水やフレグランスの使用は控えるようにしましょう。

<フラッシュはOFFにする>

猫の瞳は人間とは違い、暗い場所でも昼間と変わらないくらいに見えるようになっています。人間とは瞳の構造が違うため、あまり強い光だと瞳に障害が出てしまう場合もありますので、フラッシュ機能は必ず「OFF」にしましょう。暗い場所で撮影したい場合は、カメラのISO感度を上げてください。

>>猫の写真を上手く撮影するポイントが知りたい方はこちら

野良猫を撮影する時のおすすめカメラ設定3選

ここでは、野良猫を撮影する時におすすめのカメラ設定を3選ご紹介いたします。

ぜひ、猫のかわいい瞬間を最高の一枚にしましょう。

猫を撮影する時はカメラのF値を確認

猫を撮影するのに適したカメラは、本体が軽いものやモニターで写真を確認できるものです。猫はよく動きまわり不確定な要素が強い被写体なので、不意に生まれる瞬間に対応出来たり、失敗しても良いようにより多く撮影することが大切です。なので、フィルムよりもデジタルカメラがお勧めです。

より綺麗に撮影したいならデジタル一眼レフやミラーレス一眼がおすすめですが、コンパクトデジタルカメラだと安価で、片手で気軽に撮影できるため、よりおすすめです。また本体が小さくモニターが大きいため、撮影した画像を確認しやすいこともメリットの一つです。

自宅で飼っている猫を撮影したい場合は、室内をメインにし、屋内撮影に適したカメラを選ぶことです。具体的には、「開放F値の数値が小さいもの」を選ぶと良いです。一般的なカメラやレンズではF3.5や、F2.8などが多いですが、理想をいえばF1.8未満のものが最適です。

開放F値が小さいほど明るく撮影することができますし、動きの速い猫を明るいまましっかり捉えることができます。一眼レフやミラーレス機であれば開放F値が小さいレンズを買い足して付け替えられますが、コンパクトデジカメの場合はレンズの付け替えが出来ないため、仕様説明に書かれた開放F値を必ず確認しましょう。

ISO感度の調整

猫の写真を綺麗に撮影するコツとして、ISO感度を適切に調整する事が挙げられます。ISO感度を上げるほど光を感知しやすくなり、写真を明るく撮影することができます。

屋内で猫を撮影する場合は、ある程度ISO感度を上げないと暗い写真になってしまいます。しかしISO感度を上げ過ぎるとノイズが出てしまうので、ISO感度はただ上げればいい、高ければいいというものではありません。

目安としては、日中の屋外でISO100〜400、日中の屋内でISO800〜1600、屋内外問わず薄暗い場所でISO1600〜3200が目安です。真っ暗な場所でもISO6400までに抑えるのがコツで、この値を超えてしまうとノイズが出やすくなるので注意です。

また、高度なイメージセンサーを採用しているカメラであるほど、ISO感度をあげても画質を綺麗に保ちやすいという利点があります。イメージセンサーはコンパクトデジカメよりも一眼レフやミラーレス機の方が良いものを使っていますが、コンパクトデジカメを使う時はセンサーが弱い分、絞りや感度を調整しましょう。

シャッタースピードの調整

猫などのよく動く被写体を撮影する時は、シャッタースピードを速めに設定するのがおすすめです。シャッタースピードを上げれば上げるほどブレずに取る事ができますが、写真は暗くなってしまいます。逆に、シャッタースピードを遅くすれば、写真は明るくなりますが、手ブレや猫の動きなどで写像がブレてしまいます。

走っている猫を撮影するのではなく、こちらがじっとしているか少し動く程度であれば、シャッタースピードは1/80〜1/125が最適です。

>>面白くて癒される動物写真が見たい方はこちら

全国で有名なおすすめ猫スポット3選

ここでは、全国で有名なおすすめの猫スポットを3選ご紹介いたします。

どこもかわいい猫たちが住んでいるので、猫の写真を撮りたい方は必見です。

猫の楽園と呼ばれる島「青島」

青島は、猫の楽園と呼ばれています。

定期船を降りたら、たくさんの猫たちが出迎えてくれます。

島には120匹もの猫がいるので、どこにいてもかわいらしい姿が見られます。

島民の生活区域はカラーコーンで仕切られていて、観光客が立ち入ることができる範囲は限られていますが、島内には神社などもあるのでぜひ散策してみてくださいね。

<場所>

愛媛県大洲市長浜町

<アクセス>

大洲市の長浜港から一日2往復のフェリー(定期船)がありますが、定員34名の小さな船なので、少し波が高いと欠航してしまうリスクがあるので注意が必要です。

猫神様が祀られている島「田代島」

島の周りはコバルトブルーの綺麗な海に囲まれており、美しい景色と自然が楽しめる離島です。

もちろん、かわいい猫もたくさんいます。

この田代島は、周囲は約12キロメートルで、島民は約60人ほどですが、島内には100匹ほどの猫が住んでいて、島では、猫をとても大切にされています。

島で大切にされている猫とあって、島には「猫神社」が存在しています。

ぜひ訪れてくださいね。

<場所>

宮城県石巻市

<アクセス>

【JR石巻駅から石巻中央発着所まで】

徒歩約15分

【JR石巻駅から石巻門脇発着所まで】

ミヤコーバス蛇田線「石巻駅前」から「いしのまき元気いちば」まで約7分、「いしのまき元気いちば」から石巻門脇発着所まで徒歩約5分

【発着所から田代島まで】

石巻中央発着所から田代島(大泊港または仁斗田港)まで約40分

石巻門脇発着所から田代島(大泊港または仁斗田港)まで約30分

猫寺として有名な寺「御誕生寺」

福井県越前市にある「猫寺」として呼ばれている御誕生寺。

御本尊に釈迦如来像をお祀りする曹洞宗の禅寺です。

曹洞宗公認の修行場「専門僧堂(せんもんそうどう)」ということもあり、全国から集まったお坊さんが修行をしながら、ネコたちのお世話もしています。

寺務所では寄付金も受付していて、1,000円以上なら、お守りやストラップなど猫寺ならではのグッズがお礼として、ひとついただけます。

猫好きなら、一冊はほしい猫柄の御朱印帳も、寄付のお礼として用意されています。

ぜひ、訪れてみて下さいね。

<場所>

福井県越前市

<アクセス>

北陸自動車道武生ICより車で10分

>>趣味のカメラがもっと楽しくなる被写体が知りたい方はこちら

まとめ

今回は、野良猫の写真の撮り方や猫と接するうえで、気を付けることなどをご紹介いたしました。

猫好きには猫を見ているだけでも癒されますよね。

今回ご紹介した場所もぜひ行ってみてくださいね。

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