Camecon Magazine

撮影テクニック 2022.08.31

これだけは覚えたい!インスタ映えする料理撮影のコツを伝授

美味しそうな料理を、美味しさが伝わるように撮る。 これ意外と難しいんですよね。 しかも何に気をつけたらいいか分からない。 ここでは初心者向けに、インスタ映えする料理撮影のコツをまとめました。 まずは基本を押さえてどんどんアレンジしてみてくださいね。

美味しそうな料理なのに、写真に撮るといまいち伝わらない。

何に気をつけていいのか分からない。

そんな料理好きさんはいませんか?

確かに料理って普通に撮ると記録写真になりがちです。

インスタに載せるならパッと目を引く写真がいいし、いいねだって欲しい。

そこで今回は、料理がインスタ映えする撮影のコツをあなたに伝授します。

構図や光の役割、知らずに撮るのとでは大違いですよ!

料理を引き立てる光の使い方

写真には大切と言われる「光」。

料理でもやっぱり重要です。

料理写真の使命は「美味しそうに見せること」

では美味しそうに見える光とは?

室内撮影なら「自然光で逆光〜サイド光の下」です。

順光(カメラ側からの光)は明るい反面、のっぺりした写真になりがちです。

まず光の向きは、逆光〜サイド光(料理の奥・やや横側からの光)がおすすめ。

立体感が出て写真にメリハリが出ます。


光と影のバランスも見ながらセッティングしましょう。

光が入ると、料理の照りやシズル感も増し美味しそうに見える効果があります。

もし光が弱いようなら補助光やレフ板を使うのもおすすめです。

また、光の種類は「自然光」が最適。

料理を自然な色合いで美味しそうに見せてくれるからです。

光自体に色のある、人工の光はあまりおすすめしません。

特に青っぽい蛍光灯は、美味しさを半減させてしまうかも。

どうしても青っぽくなる時は、WB(ホワイトバランス)を変更してみましょう。

慣れてきたら、こんな風に光と影で遊んでみるのもおしゃれ!


インスタで差がつく構図・撮影アイデア

では、料理撮影に使える具体的なアイデアを紹介します。

料理と相性抜群の撮影アイテム

料理単体ではちょっと寂しい時は、おしゃれアイテムの出番です。

料理と相性の良いアイテムはこちら。

植物・花


植物が入ると、一気におしゃれな雰囲気に。

奥や手前でボケさせるのもおすすめです。

光を透過するガラス製品

ガラス製品は清涼感や爽やかさUP。

光の入り方にもこだわってセッティングしてみて!

おしゃれドリンク

たとえ水でもおしゃれなカップに注いだり、お酒をグラスに注いでみたり。

ドリンクにも手を抜かずこだわりましょう。

原材料


料理に使った食材や調味料を、撮影小物にしてみましょう!

関連のないものを並べるより統一感が出ます。

手元


料理だけではものたりない時は手元をプラス。

料理を食べる、ソースをかける、グラスを手に取る、そんなしぐさを入れると写真に動きが生まれます。

基本の構図をかけ合わせるとインスタ映えに!

次は基本の構図です。

初心者さんにおすすめは「日の丸構図、三角構図、対角線構図、C字構図」です。

日の丸構図は素人感を出さないために、きっちり料理がセンターであることが大切。

少しの歪みにも目は違和感を覚えますからね。

また、複数ある物を並べるには、三角や対角線を意識するとバランスよく収まります。

迷った時は見えない線を意識して!


C字構図とは、丸いお皿の一部をあえて切ったテーブルフォトの構図です。

お皿の縁がCに見えることからC字構図と呼ばれます。

これだけで垢抜け感が出ますよね。

コツは思い切ってがっつり切ること。

中途半端だと「写らなかったのかな?」と思われて、逆にダサく見えちゃいます。


撮影後の修正はどこに気をつける?

最初にもお伝えしたように、料理写真の使命は「美味しそうに見せること」。

そんな美味しい写真に修正するポイントを順番にお伝えします。

1.傾き調整

水平垂直がとれていない、意図していない歪みがある。

これは思った以上に見る人に違和感を与えます。

被写体のバランスに合わせて傾きを調整しましょう

2.トリミング

意図しない写り込みがあればトリミングしましょう。

もし日の丸構図なのにずれていた場合も、多少ならトリミングで対応できます。

3.明るさ

傾き調整とトリミングで写真のベースが出来上がったら、次に明るさと色味の修正に入ります。

先に色味を決めても、明るさを変えると変わってしまうので、明るさ→色味の順で修正します。

まずハイライト・シャドウで明暗バランスを整えます。

シャドウは明るくすれば良いわけではなく、黒が入り引き締まる効果もあります。

ふんわりイメージならシャドウを上げていいし、クールに見せたいならあえてシャドウを下げるとメリハリが付くかも。

ハイライトとシャドウの調整ができたら、次はコントラスト。

お昼の可愛いランチなどなら、コントラストを下げてふんわり優しく。

夜のお酒の時間なら、コントラストを上げてキリッとした雰囲気にできます。

4.色味

そして色味調整です。

まずはWB(ホワイトバランス)・色温度(暖かみ)から。

自然光が弱かった日でも、WBを変えることでがらっと印象が変わります。

料理写真は色温度を上げて、赤みをプラスすると美味しそうに見えますよ。

5.彩度

最後は彩度の調整です。

彩度を上げると、インスタ映えな鮮やかな写真になります。

ただしやりすぎると「加工した感」がすごいのでほどほどに。

これで美味しそうな写真の完成です!!

作る、撮る、食べる、3つの楽しみ♪

料理写真が好きになると、料理を作って食べる楽しみに「撮る楽しみ」がプラス。

1度で3度美味しい、すてきな趣味になりますね。

これまでなんとなく撮っていた人も、今回の撮影のコツを取り入れて美味しさの伝わる写真を撮りましょう。

きっとインスタでいいねも増えるはずです。

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