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グッズ 2024.01.29

広角カメラとは?特徴やおすすめのシチュエーション、撮影のコツをご紹介

広角カメラとはどんなカメラなのか、特徴やメリット・デメリットを踏まえ、おすすめのシチュエーションや撮影のコツをご紹介します。

 

広角カメラは広い範囲の撮影に使われますが、様々なジャンルや場面でも活躍が期待でき、素敵な写真が撮れるカメラです。広角カメラの特徴やおすすめのシチュエーション、撮影のコツをご紹介します。広角カメラに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

広角カメラとは?

 

広角カメラは画角63度前後、焦点距離が35mm以下のもので、広い範囲が撮影できるカメラです。広角カメラの特徴やメリット・デメリット、また望遠カメラやズームカメラとの違いをご紹介します。

広角カメラの特徴

広角カメラの特徴として、まず挙げられるのが広範囲の撮影ができるところです。雄大な自然や大空、高層ビルなどの撮影に適しています。また、近くのものが大きく、遠くのものが小さく見える遠近感の「パースペクティブ」も特徴です。このパースペクティブの特徴を活かした写真は、ダイナミックで広角カメラの楽しさを教えてくれます。

広角カメラのメリット・デメリット

広角カメラのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。

メリット

広角カメラは、広い範囲の撮影ができるのはもちろんですが、幅広いジャンルの撮影が可能です。綺麗な自然の風景をはじめ、室内での撮影、人物の撮影まで綺麗に撮影ができます。

また、広角カメラの画角が広いため、撮影範囲全体をしっかりと捉えられます。全体にピントがあっている状態なので、ピンボケにはなりません。

デメリット

広角カメラは風景等の広い範囲の撮影に適しているため、ピンポイントの撮影には不向きです。メリットでご紹介した「ピンボケにならない」という点が、撮影するものによってはデメリットになります。背景がボケにくく、被写体との差がわかりづらいため、ポートレート撮影等では、人物が引き立つ構図にすることが必要です。

望遠カメラやズームカメラとの違い

広範囲の撮影に向いている広角カメラに対して、望遠カメラは画角が狭く、遠くのものをしっかりと撮影できます。そして、ズームカメラは、広角カメラとは異なり、焦点距離を自由に変えられるという特徴があります。被写体との距離を保ちながら、焦点距離を変える撮影が可能です。

広角カメラの他に、魚眼カメラ(レンズ)というものもあります。

>>魚眼レンズについて知りたい方はこちら

広角カメラが活かせるおすすめのシチュエーションとは?

 

広角カメラの特徴を活かしたおすすめのシチュエーションをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

空を撮影したいとき

青空や星空など広い空を撮影したい場合、広角レンズは欠かせないアイテムのひとつです。広角レンズの特徴である広い範囲の撮影ができる点が、空の撮影に適しています。雲や星などと一緒に建物や山なども撮影ができ、広がりがある奥深い写真撮影が可能です。また、標準レンズでは撮れない幻想的な星空の写真等が撮れるのも広角レンズの特徴です。

>>空の写真撮影法についてもっと知りたい方はこちら

自然や風景を撮影したいとき

今見ている綺麗な自然や風景を写真に収めたいと思った時に活躍してくれるのが広角カメラです。広い範囲を写すことができ、手前から奥までピントが合った綺麗な写真が撮影できるため、壮大な自然や風景がそのまま写真に収められます。山登りやハイキング、旅行などをした際に、素敵な風景を撮影するのにおすすめです。

テーブルフォトを撮影したいとき

広角カメラは、広大な風景だけでなくテーブルフォトも得意とします。最短撮影距離が短いものが多いため、テーブルにある料理の撮影も、のけぞったり、きつい姿勢で撮影したりすることなく、じっくり座って撮影ができます。また、広い範囲の撮影ができるため、テーブル全体や料理とその周りの風景が撮れます。

狭い場所で撮影するとき

広角カメラは、狭い場所で撮影する際も綺麗に写真が撮影できます。画角が広いレンズであるため、狭い道やこれ以上後ろに下がれないといった狭いスペースでの撮影にも適してます。広角カメラは、狭い場所でもメインの被写体と背景が綺麗に収まった写真やダイナミックな写真が撮影でき

るカメラです。このように街中でのスナップ写真や室内写真での撮影にもおすすめです。

広角カメラの撮影のコツとは?

  

素敵な写真が撮影できる広角カメラ。広角カメラを使った撮影のコツをご紹介します。

被写体が引き立つ構図を意識する

広角カメラを使って撮影する場合、被写体が引き立つ構図を意識しなければなりません。広角カメラは広い範囲が撮れるところがメリットではありますが、ピントを合わせた際に、背景との差がつきにくく立体感が出にくいところがデメリットです。そのため、被写体が引き立つ構図を意識しなければなりません。ポートレート写真のように被写体を目立たせる場合は、構図に注意しましょう。

不自然な傾きや歪みに気を付ける

広角カメラは、撮影の仕方によって不自然な傾きや歪みが生じます。レンズの端にいけばいくほど歪みが大きくなったり、四隅に人が写ると不自然に歪んでしまったりします。広角カメラは、持ち方も重要で、少しでも斜めに持ってしまうと歪んでしまうため、カメラは地面に対して水平に持つようにしましょう。

不要なものの写り込みに注意する

広角カメラの特徴である「広い範囲が写せる」という点で、不要なものの写り込みには注意が必要です。広角カメラの画角に慣れない時期は、どうしても余計なものが写り込んでしまいます。不要なものが写り込まないように、撮影したい被写体と背景のバランスを考えた構図が必要になります。

>>ポートレート撮影について知りたい方はこちら

まとめ

広角カメラは、風景など広い範囲を撮影するのに適したカメラです。幻想的な星空や狭いスペースでの撮影なども可能で、広い範囲の撮影以外にも様々な場面で活躍してくれます。広角カメラを使って撮影をする際は、構図等に注意しなければなりませんが、撮影の楽しさをさらに感じさせてくれるものなので、広角カメラを使いこなして、素敵な写真を撮影しましょう。

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