Camecon Magazine

撮影テクニック 2023.11.27

飛行機の写真を撮りたい方必見!カッコよく綺麗に撮影できるコツ

飛行機の写真を撮る時に押さえておきたいポイントを解説します。 撮影時のカメラの設定や、飛行機がカッコよく綺麗に見える角度・時間帯・撮影スポットなどを紹介します。

飛行機の写真をカッコよく綺麗に撮りたいけど、なかなか上手く撮影できないなんてことはありませんか?撮る場所や角度、時間帯などによっていろいろな姿を見せてくれる飛行機。この記事では、撮影時のカメラの設定やおすすめの撮影ポイントについて解説していきます。

飛行機の写真撮影にあるといい機材

飛行機を撮影する前に、まずは準備をしましょう!ここでは、あるとより魅力的な飛行機の写真を撮れる機材を紹介します。

カメラ本体

飛行機の撮影におすすめなのは、「AF機能」「連写機能」が十分に備わっているカメラです。動いている飛行機を撮影するためには、いかに素早くピントを合わせてブレないように撮るかが重要です。シャッターチャンスでベストショットを逃さないよう、しっかりと飛行機を捉えて撮影できるカメラがおすすめ。

望遠レンズ

飛行機の撮影には、焦点距離300mm以上の望遠レンズがよいでしょう。空港に停まっている飛行機、空を飛ぶ飛行機、どれも至近距離で撮影できるチャンスは滅多にありません。300mm以上のレンズであれば、遠くを飛んでいる飛行機全体を撮影することも、近づいてきた飛行機を画面いっぱいに撮影することもできます。

三脚

飛行機の撮影には三脚を持っていきましょう。三脚を使用することで、飛行機を的確に捉えてブレないように撮影できます。また、望遠レンズを装着していると重くなり、首から下げたり手で持ったりしていると疲れてしまうので、三脚があると便利です。飛行機の近くでは強風が吹く場合があるので、風に煽られないよう固定しておきましょう。

飛行機撮影時のカメラ設定

動きのある飛行機を撮影するためには、カメラの設定に気をつけましょう。飛行機をしっかりと捉えられるポイントを解説します。

シャッタースピードと連写

シャッタースピードは、1/1000秒を目安に設定するのがおすすめです。着陸時に飛行機の前輪が出る瞬間や、離陸時に急上昇していく場面などをピンポイントに捉えたい場合、連写機能も併せて使うとよいでしょう。

また、あえてシャッタースピードを遅くすると、飛行機のスピード感を表現する流し撮りができます。どのような写真を撮りたいかに合わせて、シャッタースピードを調整しましょう。

ISO感度

ISO感度は100〜200くらいに設定しておくと、ノイズが出にくく綺麗な仕上がりの写真になります。しかし、シャッタースピードが速いとカメラに光を取り込める量が少なくなり、暗くなってしまいます。できるだけ自然光を取り込み、ISO感度は低く設定するのがおすすめです。曇天や逆光、夜間の撮影時は、ノイズに気をつけながら少しずつ上げて調節しましょう。

AFモード

フォーカスモードには、AF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)があります。飛行機など速い被写体を捉えるためには、自動でピントを合わせてくれるAFがおすすめです。カメラによっては追従機能があり、一度ピントを合わせたものを追い続けることができます。撮影したい飛行機にピントを合わせ、いいタイミングでシャッターを切るとベストショットが撮れるでしょう。

>>カメラの設定についてもっと知りたい方はこちら

飛行機撮影の角度

機材の準備や設定ができたら、いよいよ撮影です!飛行機のどの部分を切り取って撮影するかで、写真の雰囲気がガラリと変わります。ぜひいろいろな角度から撮影してみてください。

飛行機全体を捉える水平から撮影

離陸時は機体が上向きになり、着陸時は下向きになります。背景もしっかりと収めたい場合はF値を高く、飛行機にフォーカスを当てたい場合はF値を低く設定するとよいでしょう。

大迫力の正面を撮影

正面からの撮影は、今にもこちらへ向かって来るかのような迫力が表現できます。滑走路をゆっくりと走行している場面が狙い目です。

空へ飛び立っていく背面を撮影

エンジン全開で空へ飛び立とうとしている瞬間は、大きな音とともに力強さを感じます。望遠レンズで、ジェットブラスト(排気)など細部まで表現すると、よりインパクトのある写真が撮れます。

普段みることのない真下を撮影

離陸して間も無い時や、着陸する寸前の時は低空を飛行します。飛行機の大きさを強調し、ダイナミックな写真に仕上がるでしょう。

飛行機の写真撮影にぴったりな時間帯

飛行機の写真撮影は、撮影の時間帯によっても、イメージが大きく変わります。それぞれの時間帯で注意すべき撮影のポイントも解説します。

幻想的な早朝・夕方

太陽が昇ろうとしている早朝や、沈みかけている夕方は幻想的な空が広がります。特に夕方の日没前後は「マジックアワー」と呼ばれ、夕日が美しく空を染めます。太陽をバックに逆光で撮影すると、機体のシルエットがくっきりと浮かぶのでおすすめです。この時間帯は刻々と明るさが変わるので、カメラの設定をこまめに調節するといいでしょう。

順光で綺麗に映る日中

日中は自然光を味方につけると、飛行機の姿を鮮明に捉えた写真が撮れます。順光で撮影するためには、「方角」と「場所」に気をつけるとよいでしょう。太陽の位置がどこにあるのか、飛行機はどの方角から飛んで来るのかをリサーチすることが大切です。飛行機によく光が当たるベストポジションを見つけ、撮影してみましょう。

ライトアップされた夜

夜間は機体にも滑走路にも灯りがつき、きらびやかな雰囲気を演出できます。シャッタースピードを落として、飛行機の軌跡を表現するのもいいですね。夜間は取り込める光が少なく写真が暗くなってしまうので、ISO感度を少しずつ上げて調整しましょう。

飛行機の写真おすすめ撮影スポット

飛行機を撮影する場所は、空港以外にも近隣の公園や河川敷などがあります。場所によって綺麗に撮れる角度も変わるので、お気に入りの場所を見つけて撮影してみましょう。

【成田空港】さくらの山

さくらの山は、成田空港のA滑走路北側の小高い丘の上にある公園です。飛行機の離着陸を間近で楽しめるスポットとして、多くの人で賑わいます。成田空港は日本でも有数な大きな国際空港で一日の発着便数が多く、たくさんのシャッターチャンスが期待できます。

【中部国際空港】みたけ公園

みたけ公園は、中部国際空港の東側に位置する公園です。空港や伊勢湾を一望できるスポットで、海とともに飛行機を撮影できます。空港の東側にあるので日中は太陽が飛行機を照らし、夕方は西日を背景に飛行機のシルエットが浮かびます。一日の中でいろいろな表情を見せる飛行機を楽しめるでしょう。

【伊丹空港】千里川土手

千里川土手は、伊丹空港の南端に接する土手です。着陸寸前の大迫力な機体を真下から眺めることができます。「飛行機撮影の聖地」とも言われ、全国から飛行機を見る人が集まるスポットです。頭上を低空飛行する機体と大きな音や風に、誰もが圧巻するでしょう。1時間に平均7回飛行機が通過するので、シャッターチャンスも多くあります。

まとめ

  

今回は、飛行機の写真をカッコよく綺麗に撮る方法を紹介しました。カメラの設定から撮影する場所まで、こだわるポイントが数多くある飛行機の撮影。撮影の時間帯や角度など、いろいろなパターンで試してみて、ぜひお気に入りの一枚を撮影してみてください。

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