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撮影テクニック 2024.02.19

建物の写真を撮るコツ!設定やおすすめの機材、注意点なども解説

本記事では、建物の写真を撮る際のコツや設定、おすすめの機材、注意すべきポイントなどについて詳しく解説していきます。これらの情報を活用して、より魅力的な建物の写真を撮影する参考にしてください!

写真撮影が上手くなる第一歩として、建物の撮影が挙げられます。建物の美しさを十分に引き出すためには、撮影技術や適切な機材の選択が欠かせません。

本記事では、建物の写真を撮る際のコツや設定、おすすめの機材、注意すべきポイントなどについて詳しく解説していきます。これらの情報を活用して、より魅力的な建物の写真を撮影する参考にしてください!

建物の写真を撮るときのコツ

まず、この章では建物の写真を撮るときのコツを、

  • 光の活用
  • 構図
  • アングル

の3つに分けて詳しく解説します。

光の活用

建物の写真を撮るときのコツの1つとして、光の活用が挙げられます。適切な時間帯や天候を選択することで、建物の魅力を最大限に引き出すことができます。

一般的に、午前中の日の出の直後や午後の日没前の時間帯は、柔らかな光が建物に美しく当たり、陰影が穏やかになります。特に、ゴールデンアワーと呼ばれる日没前後の時間帯は、建物を温かみのある美しい色合いで包み込むことができます!

また、晴天の日や曇りの日など、天候も撮影に影響を与えます。晴天の場合は明るい光が建物を鮮やかに浮かび上がらせますが、曇りの日は柔らかな光で建物の細部がよく見える場合があります。

構図

次に建物の写真を撮る際に重要なのが、構図を考えることです。まず、建物を正面から撮影するか、斜めからアングルをつけるかを検討します。建物の特徴や魅力を引き立てる構図を選択することが肝要です。また、建物の周囲の環境や背景も考慮しましょう。混雑した場所では建物だけでなく、周囲の雑踏も構図に取り入れることで、写真に奥行きと臨場感を与えます。

さらに、建物の対角線や対称性などの要素を活用して、バランスの取れた構図を作り出すことも重要です。構図を工夫することで、魅力的な建物の写真を撮影することができます!

>>構図などの撮影テクニックについてもっと知りたい方はこちら

アングル

建物の写真を撮る際の3つ目のコツとして、アングルの選択が挙げられます。通常の目線よりも高い位置から建物を撮影することで、建物全体をより良く捉えることができます。このような高いアングルからの写真は、建物の全体像や周囲の景色を含めて表現するのに適しています。

一方、低いアングルから撮影すると、建物をより迫力のあるように見せることができます。また、斜めのアングルから撮影することで建物の立体感を際立たせることができます。

建物の写真を撮るときのカメラ設定

この章では、建物の写真を撮るときのカメラ設定について、

  • 露出の調整
  • フォーカス
  • ホワイトバランスの調整

の3つについて解説します。

露出の調整

建物の写真を撮る際のカメラ設定の1つ目は、露出の調整が挙げられます。建物の明るさや陰影を適切に表現するためには、露出を適切に調整する必要があります。

まず、カメラの露出補正機能を利用して、明るさを調整します。建物が明るすぎる場合は、露出補正をマイナスに設定して、過剰な明るさを抑えましょう。逆に、建物が暗すぎる場合は、プラスに調整して明るさを補正します。

また、ハイダイナミックレンジ(HDR)機能を利用することで、明るい場所と暗い場所の両方を正確に捉えることができます。さらに、建物の撮影には絞り優先モードを使用して、被写界深度を調整することも有効です。露出の調整によって、建物の細部や質感をより鮮明に表現することができます!

>>「カメラを始めるなら知っておきたいカメラ用語25選!カメラ本体・レンズ編」

フォーカス

建物の写真を撮るときのカメラ設定の2つ目として、フォーカスの調整が挙げられます。建物の写真では、焦点を合わすことや、逆にぼかしたりすることで、建物の特徴やディテールを引き立てます。まず、ワイドオートフォーカスモードを選択し、建物全体に適切な焦点を合わせることができます。また、建物の特定の部分に焦点を合わせたい場合は、シングルオートフォーカスモードを使用して、手動で焦点を調整することもできます。

さらに、絞りを開放することで被写界深度を浅くし、建物を際立たせることができます。適切なフォーカス設定によって、建物の写真に深みとクリアさを与えることができます。

ホワイトバランスの調整

建物の写真を撮る際のカメラ設定の3つ目として、ホワイトバランスの調整が挙げられます。建物の写真では、正確な色再現が重要です。異なる光源条件下では色が歪んで見えることがありますが、ホワイトバランスを調整することで補正できます。自動ホワイトバランスモードを使うと、カメラが光源の色温度を検出し自動で調整します。

しかし、特定の光源下では正確な調整が難しい場合があります。そのような場合には、プリセットのホワイトバランスモードを使うか、カスタムホワイトバランスを設定して光源に応じた正確な色再現をしましょう!

建物の写真を撮るときのおすすめ機材

この章では建物の写真を撮るときのおすすめ機材を3つ紹介します!

ミラーレス一眼カメラか一眼レフカメラ

建物の撮影におすすめのカメラは、一眼レフカメラかミラーレス一眼カメラです。

画質の点で言えば、スマートフォンやコンデジよりも格段に優れています。特に、フルサイズセンサーを搭載したモデルは、建物のディテールまで鮮明に捉えることができます。

また、レンズが交換できる点も大きなメリットです。建物の撮影では、様々な画角や視点からの撮影が求められることがありますが、一眼レフやミラーレス一眼なら、レンズを変えることでそのニーズに対応できます。特に、チルト式やバリアングル式のレンズを使用すれば、ユニークなアングルからの撮影が可能となります。

>>「本格カメラをお手軽に!今人気のカメラレンタルの使い方とオススメサービス5選」

広角レンズ

建物の撮影におすすめのレンズは、焦点距離24mm以下までカバーする広角ズームレンズです。

大きな建物全体を収めるためには、肉眼よりも広範囲を写せる広角レンズが必須です。また、広角レンズは、ボケやすい望遠レンズに比べて、手前から奥にある被写体まで、すべてにピントを合わせられるのも特徴の1つです。

パンフォーカス撮影は建物と相性が良く、複雑な構造の建物や、複数の建物を撮影する際も、画面の隅々までしっかりとシャープに写せます。

三脚

建物の撮影には、可能であれば三脚を用意することをおすすめします!特に建物の写真は、地面に対して水平・垂直を保たれていないと、他の被写体に比べて圧倒的に違和感を与えてしまいます。

三脚を使用することで、細かく構図を決めることができ、最適なポジションから手ブレせずに撮影できます。建物撮影に慣れていない方は特に、失敗を防ぐために三脚を準備しましょう。

また、三脚を使うことで手ブレがなくなり、シャッタースピードを遅くして撮影できます。これによって、ISO感度を上げずに画質を維持したまま、夕方から夜にかけての時間帯でも明るい撮影が可能です。ただし、三脚が使用できない施設や撮影場所もあるため、撮影の際は注意が必要です。

建物の写真を撮るときの注意点

先ほどの三脚で述べたように撮影場所などの注意が必要です。この章では、

  • 法的制約
  • プライバシー
  • 画像の編集・加工

についての注意点を解説します。

法的制約

建物の撮影には法的制約が存在します。特に、私有地や商業施設、著作権がある建物などの撮影では、撮影許可が必要な場合があります。

建物の周辺や内部を撮影する際には、撮影する場所や内容によっては不適切な行為とみなされる可能性があるため、法的な規制や倫理観を遵守することが重要です。建物の撮影を行う前に、関連する法律や規制を確認しておきましょう!

プライバシー

建物の撮影においては、周囲の人々のプライバシーを尊重することが重要です。特に公共の場所や人が多い場所での撮影では、他人の顔や個人情報が写り込まないように配慮する必要があります。

また、私有地や住宅などの撮影では、不特定多数の人々の目に触れる可能性があるため、撮影する際にはその周囲のプライバシーを侵害しないように注意が必要です。撮影する場所や内容に配慮し、周囲の人々のプライバシーを守って撮影しましょう!

>>「人物撮影にはNG構図がある!タブーとされるNG構図や避けるコツを解説」

画像の編集・加工

建物の写真を撮影した後は、画像の編集や加工が必要な時もあります。色調の調整や明るさの補正など、建物の美しさや特徴を引き出すための微調整が必要です。また、不要な物体や雑多な要素を除去し、写真全体をクリーンに整えることも重要です。

しかし、過剰な加工や変形は建物の実際の外観を歪める可能性があるため、適切なバランスを保つことが必要です。建物の撮影においては、写真の加工は慎重に扱い、本来の魅力を損なわないように心がけましょう。

まとめ

本記事では建物の写真を撮る際のコツや設定、おすすめの機材、注意すべきポイントなどについて解説しました。これらを参考にして建物の素敵な写真を撮ってみましょう!

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